来月1日から東京都で自転車の利用者に損害保険の加入を義務づける条例が施行されます。大手の損害保険会社はコンビニエンスストアやスマートフォンで手軽に加入できるように工夫しています。
自転車に乗っているときに事故を起こしてけがをさせたり物を壊したりした場合の損害を補償する「自転車保険」は、各地の自治体で加入を義務づける動きが増え、来月1日からは東京都が人身事故を対象にした保険の加入を条例で義務づけます。
大手の損害保険会社では月に100円から300円程度の保険を用意し、手軽に加入できるように工夫もしています。
東京海上日動や三井住友海上は、コンビニエンスストアと組んでチケットの発券などをする端末で保険に加入できるようにしています。
また、損保ジャパン日本興亜はスマートフォンの無料通話アプリ、LINEを通じて加入の手続きができるようにしています。
一方、自転車保険が補償する内容は自動車保険や火災保険の特約になっている場合もあり、新たに加入する必要がない人もいます。各社は加入している損害保険の内容を確認してほしいと呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB