水戸市は市内に住む20代の会社員の男性が、新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されたと発表しました。水戸市で感染者が判明したのは初めてで、これで茨城県の感染者は合わせて43人になりました。
水戸市によりますと、新たに感染が確認されたのは、市内に住む20代の会社員の男性で、先月25日に発熱の症状があり、2回にわたって医療機関を受診したあと、1日に行った検査で感染が確認されたということです。
発熱やせき、味覚障害などの症状があったものの、現在は症状はおさまっていて、2日に入院する予定です。男性は先月26日にいったん熱が下がったため会社に出勤していますが、通勤には自家用車を使い、今のところ会社内での濃厚接触者はいないということです。
男性は妻と2人の子どもと一緒に暮らしていて、最近の海外渡航歴はなく感染経路は不明だということです。
水戸市は1日から中核市に移行したため、新設された水戸市保健所が濃厚接触者にあたる男性の家族の検査や、感染経路の詳しい調査を行うことにしています。
水戸市の高橋靖市長は「感染経路の特定に努めるとともに、市民には咳エチケットや手洗いなど予防策の徹底をお願いしたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB