1日のニューヨーク株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大による影響がより深刻化するという見方が広がり売り注文が増え、ダウ平均株価は前の日に比べて973ドル安と大きく値下がりしました。
1日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前の日に比べて973ドル65セント安い2万943ドル51セントと、2万1000ドルを割り込みました。
前日、アメリカのトランプ大統領が新型コロナウイルスの感染拡大について「非常に厳しい2週間になる」と述べたことや感染者数が依然大幅に増えていることなどから市場には感染拡大の経済への影響はさらに深刻になるという見方が広がり、売り注文につながりました。
業種別では金融関連株や政府による支援策が具体化しないとして航空機大手のボーイングや航空関連会社の株価が大きく下落し、値下がり幅は一時1000ドルを超えました。
市場関係者は「感染拡大の影響を反映した経済指標の発表も控えていて、慎重な見方が強まっている。トランプ大統領が言うように、株式市場にとっても厳しい2週間になるかもしれない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB