群馬県などは、新たに県内で4人の男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。このうち、2人が勤務する富岡市の会社ではこれで社員5人の感染が明らかになったことから、県は厚生労働省に対し、クラスター対策班の派遣を要請しました。
群馬県と高崎市によりますと、新たに感染が確認されたうちの2人は、富岡市にある日本光電富岡の富岡生産センタに勤務する高崎市の40代の男性と富岡市の30代の男性です。
これで、この会社では3月28日以降、男女合わせて5人の社員の感染が明らかになりました。
県はクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生した可能性が高いとして3日、厚生労働省に対して、感染を防ぐ対策などにあたるクラスター対策班の派遣を要請しました。
また前橋市によりますと、感染が確認された30代の会社員の男性は、東京都内で生活していますが、3月26日に前橋市内の実家に戻り、翌日から発熱の症状が続いたということです。3月23日から26日までの間、男性と都内で接触のあった仕事の関係者が、3月31日に新型コロナウイルスに感染していることが確認されているということです。
県によりますと、このほかに感染が確認された玉村町の30代の男性は、3月28日に感染が確認された男性と同じ福祉施設に勤務しているということです。
これで群馬県内で感染が明らかになったのは、合わせて25人になり、このうち1人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB