仙台市は、市内に住む60代の男性が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。宮城県内で感染が確認されたのは19人となりました。
感染が確認されたのは仙台市内に住む60代の会社員の男性です。
市によりますと、男性は先月28日、悪寒を訴え、先月30日には38度近い発熱があり、自宅近くの医療機関を受診しました。
しかし症状は改善せず、医療機関を通じて帰国者・接触者相談センターに連絡して4日に検査した結果、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
仙台市によりますと、男性の症状は重篤ではなく、現在、自宅で療養中で、感染症指定医療機関へ入院するため調整中だということです。
男性は妻と子どもと3人暮らしで、発症前の2週間で海外渡航歴はなく、先月28日以降は基本的に自宅にいたということです。市は詳しい行動歴や濃厚接触者について調べています。
また、仙台市は3日、感染が確認された5人のうちの1人について感染対策の措置が取られている感染症指定医療機関ではなく、一般の民間医療機関に入院させたことを明らかにしました。
これについて、仙台市は「県内の感染症指定医療機関の病床数は29床で、まだ空きはあるが、今後症状が重い感染者が出たときのために空けておく必要があり、このような対応を取った」としています。
-- NHK NEWS WEB