仙台市は4日、市内に住む60代と50代の会社員の男性2人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。宮城県内で感染が確認された人は20人となりました。
感染が確認されたのは、市内に住む60代の会社員の男性と、市内に住む50代の会社員の男性です。
このうち60代の男性は先月28日、悪寒の症状を訴え、先月30日には38度近い発熱があり、自宅近くの医療機関を受診しました。しかし症状は改善せず、4日検査した結果、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
男性は妻と子どもとの3人暮らしで、先月28日以降は基本的に自宅にいたということです。
一方、50代の男性は2日感染が確認されたパート従業員の40代の女性の濃厚接触者で、2日から自宅待機していたところ3日発熱の症状があり、4日検査を受けて感染が確認されました。2人とも症状は重篤ではなく、発症前の2週間の海外渡航歴はないということです。
いずれも自宅で療養中で、感染症指定医療機関へ入院するため調整中だということです。
また仙台市は、3日感染が確認された5人のうちの1人について、感染対策の措置が取られている感染症指定医療機関ではなく、一般の民間医療機関に初めて入院させたことを明らかにしました。
これについて仙台市は、「県内の感染症指定医療機関の病床数は29床で、まだ空きはあるが、今後症状が重い感染者が出た時のために空けておく必要があり、このような対応を取った」としています。
-- NHK NEWS WEB