山口県は4日夜、下松市に住む40代の男性1人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。山口県内で感染が確認されたのは、これで8人目です。
山口県によりますと、新たに感染が確認されたのは下松市に住む40代の会社員の男性です。
この男性は先月25日に大阪への日帰り出張で新幹線を利用して下松市に戻り、先月29日以降、発熱が続いたことから医療機関を受診しました。
症状は改善せず3日になって肺炎の症状が見られたため、4日、ウイルス検査を行った結果、陽性が確認されたということです。
男性は県内の感染症指定医療機関に入院していて、容体は安定しているということです。山口県内で感染が確認されたのは、これで8人目です。
県は大阪出張の際に感染した可能性が高いとみて、同行した同僚2人の健康状態を確認するとともに、濃厚接触者にあたる人がいないかなどを調べることにしています。
村岡嗣政知事は記者会見で「感染が広がっている地域に行くことは極力、控えてほしい。買い物や出張などの必要性を改めて検討し、延期できないか真剣に考えてほしい」と述べ、東京や大阪、福岡など感染者が多くなっている地域への移動を自粛するよう、改めて呼びかけました。
-- NHK NEWS WEB