広島県福山市は、市内に住む50代の男性1人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。広島県内での感染の確認は15人となりました。
福山市は4日夜会見を開き、市内に住む50代の会社員の男性1人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
この男性は先月27日に大阪市に出張して、夜は大阪・北区のクラブを訪れ、翌日、新幹線で福山市に戻りました。
そして30日以降、頭痛や発熱などの症状が続いたため、今月3日になって医療機関を受診し4日のウイルス検査で陽性が確認されたということです。
男性は市内の感染症指定医療機関に入院し、発熱やせき、全身のけん怠感などがあるものの症状は安定しているということです。
市は同居している妻と子どもの2人を濃厚接触者として検査を行うとともに、そのほかの接触者についても確認を進めることにしています。
福山市で感染が確認されたのは3人目で、3日連続での発表となりましたが、3人に関連はないとしています。
福山市の枝広直幹市長は「いずれの場合も市外の感染が疑われるなど、新たな段階ではないが、緊張感を持つ必要あると思う。東京や大阪への出張を控えるとともに、行った場合でも2週間はできる限り外出を控えてもらいたい」と述べました。
これで広島県内での感染の確認は15人となりました。
-- NHK NEWS WEB