石川県は新たに2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、県内で感染が確認されたのは45人となったと発表しました。県は東京や大阪などに出張して感染する会社員が増えているとして、出張や不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。
これは午後5時から開かれた「石川県新型コロナウイルス対策本部会議」で、谷本知事が明らかにしました。
それによりますと、新たに感染が確認されたのは、金沢市の40代の会社員の男性と野々市市の20代の男性の2人です。
このうち金沢市の男性は、これまでに感染が確認されている金沢市議会の松村理治議員(69)と同居していて、濃厚接触者として検査したところ感染が確認されました。
また、野々市市の男性は先月30日に38台の熱を出し、6日検査したところ感染が確認されたということです。
石川県内で感染が確認されたのはこれで45人となり、県によりますと感染が広がっている地域に出張した会社員が、感染するケースが増えているということです。
谷本知事は「会社員が東京や大阪などに出張して感染する例が増えていて、出張や不要不急の外出をできるだけ控えるよう企業や県民にお願いしたい」と協力を呼びかけました。
また、谷本知事は「大学の新学期が始まると新1年生7000人のうち4000人が県外から来るため、歓迎会や懇親会をやらないよう周知徹底をはかりたい」と話し、大学や学生に協力を求めました。
-- NHK NEWS WEB