滋賀県は、甲賀市に住む60代の男性が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。男性はクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生したとみられる草津市の会社の社員で、滋賀県内の感染者は19人になりました。
滋賀県によりますと、新たに感染が確認されたのは甲賀市に住む60代の男性です。
男性はクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生したとみられる草津市にある電子部品メーカー「ニチコン草津」の社員で、先に感染が確認された社員と同じ部屋で働いていました。
ニチコン草津では今月3日からおよそ300人の全従業員が自宅待機となっていますが、男性はその翌日の4日から37度を超える発熱があり、6日検査を行った結果、感染が確認されました。
男性は現在、甲賀市内の医療機関に入院していて、39度の発熱と肺炎の症状がありますが、重症ではないということです。
ニチコン草津では合わせて12人の社員の感染が確認されていて、滋賀県は従業員の健康観察を続けるとともに、さらに濃厚接触者がいないか調査を続けています。
-- NHK NEWS WEB