不動産売買の仲介で売り上げを伸ばしていた東京の会社の社長と監査役だった税理士が、売り上げの一部を除外するなどして法人税8700万円を脱税したとして東京地検特捜部に逮捕されました。
逮捕されたのは東京・豊島区の不動産関連会社「RITOコーポレーション」の社長、山田仁寿容疑者(50)と税理士で会社の監査役だった松村信孝容疑者(48)で、東京地検特捜部は会社など関係先を捜索しています。
特捜部の調べによりますと、山田社長らは、おととし1月期に売り上げの一部を除外するなどして3億4000万円余りの所得を隠し8700万円を脱税したとして、法人税法違反の疑いが持たれています。
この会社は、不動産売買の仲介などで売り上げを伸ばし、松村税理士は当時、監査役として確定申告の手続きに関わっていたということです。
特捜部は、2人の認否を明らかにしていません。特捜部は、脱税した資金の流れなどについて解明を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB