大手生命保険会社は、新型コロナウイルスに感染した人が医療機関に入院できず自宅やホテルで療養した場合でも入院したと見なして、医療保険の保険金を支払うことを決めました。
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、東京など都市部の医療機関では感染した人の急増で受け入れるベッド数がひっ迫し、東京都は一部の軽症の患者をホテルに移すことにしています。
こうした中、日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命の4社は入院した日数に応じて保険金が支払われる医療保険の支払い条件を見直すことを決めました。
具体的には、医療機関のベッドに空きがなく入院ができなかったり、退院が早まったりして自宅やホテルなどで療養した場合でも、新型コロナウイルスの治療を受けていると証明する書類があれば、自宅やホテルの期間も入院とみなして、日数に応じて保険金が支払われます。
大手生命保険会社がそろってこうした対応をとるのは異例のことです。
-- NHK NEWS WEB