先月、東京・足立区で、落ち葉に灯油をまいて火をつけ、立ち木を燃やしたとして、逮捕された34歳の会社員が地元の消防団に所属していたことがわかり、消防団が23日謝罪しました。
先月、足立区本木東町の住宅の敷地内で、水槽に入った落ち葉に灯油をまいて火をつけ、立ち木を燃やしたとして、会社員の白石龍太容疑者(34)が、今月20日、放火の疑いで警視庁に逮捕されました。
白石容疑者について、地元の西新井消防団が23日記者会見し、消防団に所属していたことを明らかにしました。消防団によりますと、白石容疑者は、平成25年10月から所属し、地域の見回りなどの活動を行っていたということです。
西新井消防団の藤田シノブ団長は「関係者の皆さまにご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪したうえで、「二度とこのようなことがないよう、団員への教育を徹底したい」と述べました。
一方、警視庁によりますと、現場の周辺では、先月、自転車や落ち葉が放火される被害がほかに5件相次いでいるということです。白石容疑者は「ほかにもやった」と供述しているということで、警視庁は防犯カメラの映像などから、いずれも白石容疑者が関わっていると見て捜査を進めています。
-- NHK NEWS WEB