新型コロナウイルスの感染が広がるなか、静岡県内では9日、新たに3人の感染が確認されました。静岡県内での感染確認は、これで33人です。
新たに感染が確認されたのは、いずれも静岡市で、駿河区の60代の男性と葵区の90代の男性、それに富士市の50代の会社員の男性の合わせて3人です。
静岡市によりますと、このうち駿河区の60代の男性は、今月1日に発熱があり、8日に受診した一般の医療機関の勧めで受けたウイルス検査で、感染が確認されました。同居する家族3人は、いずれも陰性だったということで、市は、引き続き行動履歴などを調べています。
また、葵区の90代の男性は、8日に受診した一般の病院で、新型コロナウイルスの感染が疑われるとして入院し、9日の検査で、感染が確認されたということで、市が容体などについて聞き取りを進めています。
静岡市は、この2人について、市内の感染症指定医療機関の入院ベッドが満床の状態が続いていることから、初めて一般の病院に入院させたということです。
一方、富士市に住む50代の会社員の男性は、県によりますと、先月25日、すでに感染が確認されている男性が出席した東京での会議に出席していたということです。その後、自宅待機していましたが、県が検査をしたところ、8日、感染が確認されたということです。県は、この男性と同居する50代の妻の検査を行っていて、10日に結果が判明する見通しだということです。
静岡県内での感染確認は、これで33人になりました。
-- NHK NEWS WEB