福島県では10日、新たに3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、県内の感染者はこれで36人になりました。このうち1人はクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生した二本松郵便局で働く社員で、郵便局には32人の濃厚接触者がいるということです。
10日、新たに感染が確認されたのは、二本松市の60代の男性、本宮市の50代の男性、郡山市の20代の女性の3人です。
福島県によりますと、二本松市の60代の男性は、クラスターが発生した二本松郵便局で働く社員で、今月6日以降、関節痛や筋肉痛、発熱の症状が出たということです。二本松郵便局での感染は、宮城県が発表した1人も含めて9人目で、二本松郵便局には感染した人たちの濃厚接触者が32人いるということです。
一方、本宮市の50代の男性は市内の多目的施設「えぽか」で働く市の職員で、二本松郵便局の社員の3次感染とみられています。今月5日以降、のどの痛みや発熱の症状が出たということで、この施設に関係する濃厚接触者は28人となっています。
また郡山市の20代の女性は訪問介護などを行う会社の職員です。今月1日に味覚や嗅覚の異常があり、5日からは体のだるさやせきの症状が出たということです。女性には保育所を利用する子どもがいて、今月7日に発熱しているため、今後、PCR検査を受ける予定です。
新たに感染した3人はいずれも軽症で、今後入院する予定です。
福島県内での感染者はこれで36人となりました。
-- NHK NEWS WEB