マスク不足が続く中、ソフトバンクグループは中国のメーカーと提携し、1か月当たり3億枚のマスクを供給すると明らかにしました。政府とも協力して来月から国内の医療機関などに供給するとしています。
ソフトバンクグループは中国のメーカーBYDと提携し、1か月当たり、一般的な医療用マスクを2億枚、N95と呼ばれる高性能のマスクを1億枚、合わせて3億枚を供給すると明らかにしました。
BYDは電気自動車のメーカーで、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし2月からマスクの大規模な生産に乗り出しています。
ソフトバンクグループはBYDからマスクを買い上げ、利益を上乗せしない形で来月から供給するとしています。
孫正義社長はツイッターに「政府と連携を図り、医療現場をはじめ一人でも多くの人々にマスクを供給します」と投稿しました。
新型コロナウイルスの影響で深刻なマスク不足が続いるため、政府は国内メーカーの増産を支援するなどして、来月にかけて供給量を月に7億枚に積み上げるめどがついていますが、これにソフトバンクグループの分が加われば、月に10億枚に増えることになります。
-- NHK NEWS WEB