高知県などは、3歳未満の男児1人を含む合わせて6人が県内で新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。高知県内で感染が確認されたのは60人となりました。
新たに感染が確認されたのは、いずれも高知市の、30代の会社員の女性と、3歳未満の男児、80代の女性、それに、県西部の50代の会社員の男性と50代の運転手の男性、中央西福祉保健所管内の50代の自営業の女性の合わせて6人です。
このうち、会社員の女性は、すでに感染が確認されている高知銀行の男性行員の妻で、今月3日にのどの痛みが現れ、11日、感染が確認されました。女性は育児休暇中のため職場には出勤していません。
3歳未満の男児は、女性の子どもで、今月1日に鼻水などの症状が現れ、11日感染が確認されました。
50代の女性は、男性行員が勤務する店舗の顧客で、今月5日にせきの症状が出たということで、県は、行員との濃厚接触があったと見ています。
80代の女性は、今月3日にのどの痛みが現れ、9日には呼吸の状態が悪化したため、入院して治療を受けていたということで、11日感染が確認されました。女性は重症だということです。
会社員の男性は、今月5日にせきなどの症状が現れ、その後、発熱し、11日感染が確認されました。男性は、先月30日から今月1日まで大阪府内に帰省していたということです。また、男性の勤務先は、感染確認が相次いでいる宿毛市内にあり、今月10日まで勤務していたということです。
運転手の男性も宿毛市内にある運転代行会社に勤務しています。今月2日に発熱し、その後、味覚の異変などが現れ、検査を行ったところ感染が確認されました。男性は今月3日まで勤務していましたが、症状が現れてからは勤務中マスクを着用していたということです。
高知県内で感染が確認されたのは60人となりました。高知県などは感染者の行動歴や濃厚接触者を調べています。
-- NHK NEWS WEB