新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためテレワークを取り入れる動きが広がっていますが、東京の中小企業でテレワークを実施しているのは26%にとどまっていることが、東京商工会議所の調査で分かりました。
調査は、東京23区の中小企業およそ1万3000社を対象に先月13日から31日まで行い、1300社余りが回答しました。
テレワークについて尋ねたところ、
▽「実施している」と答えた企業は26%にとどまり、
▽「検討中」が19.5%、
▽「実施の予定はない」が54.4%でした。
規模別に見ますと、従業員が300人以上の企業では57.1%が実施していますが、50人未満の企業では14.4%にとどまりました。
テレワークを実施していない企業に課題を複数回答で尋ねたところ、
▽「社内の体制が整っていない」が42.3%でいちばん多く、
▽「パソコンなどの機器や通信環境が十分でない」が31.7%、
▽「セキュリティ上の不安がある」が21.7%と続きました。
東京商工会議所はテレワークの実施を希望する中小企業を支援するため、専用のホームページや相談窓口を設けています。
電話番号は03-6757-0919で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。
-- NHK NEWS WEB