新型コロナウイルスの感染拡大に伴う航空機の運休や減便などで運営に影響が出ているとして、成田空港会社は2本のうちのB滑走路を12日から閉鎖しました。利用者の急激な減少を理由に滑走路が閉鎖されるのは開港以来初めてです。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、成田空港では航空機の運休や減便が相次ぎ、空港会社は運営に影響が出ているとして2本のうちのB滑走路を12日午前6時から閉鎖しました。
ふだんは家族連れなどでにぎわう展望スポット「十余三東雲の丘」は、訪れる人の姿がほとんどなく、中には滑走路の閉鎖を知らずに航空機を見に来たという人もいました。
近くに住む60代の男性は、「世界的に感染が拡大しているのでしかたがないと思いますが、やはり寂しいです。早く終息してほしいです」と話していました。
空港会社は当面、閉鎖されるB滑走路を運航していない航空機の臨時の駐機スペースとして利用することを検討し、部品の落下などのトラブルでもう1本のA滑走路を閉鎖せざるをえない場合でも、直ちにB滑走路を使用することはないとしています。
利用者の急激な減少を理由に滑走路が閉鎖されるのは、開港以来初めてです。
-- NHK NEWS WEB