福井県は県立病院の看護師1人を含む2人の新型コロナウイルスの感染が新たに確認されたと発表しました。看護師は感染が確認された患者の病棟で勤務していたということで、病院は、看護師と接触した職員と患者100人余りについて感染がないか調べています。福井県での感染確認は19日連続で、合わせて88人になりました。
感染が確認されたのは、感染症指定医療機関の福井県立病院に勤務する40代の看護師の女性と、福井市の会社役員の60代の男性です。
このうち、看護師の女性は今月6日の勤務後に頭痛と寒けがあり、その後も症状が続いて11日、検査で感染が確認されたということです。
病院によりますと、看護師は新型コロナウイルス感染症病棟で勤務し、患者に対応する際には医療従事者が使う「N95」と呼ばれるマスクや二重の手袋の着用などの対策をとっていたということです。
看護師は最初に症状が出た翌日の7日は2時間ほど出勤し、8日から自宅待機していたということで、病院では看護師と接触した職員56人と患者45人にウイルス検査を行って感染がないか調べることにしています。
県立病院の橋爪泰夫院長は「感染症指定病院として万全の対応をとってきたと考えているが、残念な結果であり大変申し訳なく思っています」と話しています。福井県内での感染確認は19日連続で、合わせて88人となりました。
-- NHK NEWS WEB