千葉県の森田知事は、11日、一転して事業者への休業を要請したことに関連し、実施は14日の午前0時からとする考えを新たに示しました。
千葉県の森田知事は当初、一部の事業者に対する休業要請について慎重な姿勢を見せていましたが、東京都や神奈川県それに埼玉県が実施を決めたことを受けて、11日、一転して要請を行う考えを明らかにしました。
そして12日、実施の時期について、「14日の午前0時にしたいと思う」と述べて国や地元の事業者との話し合いを進めていく考えを新たに示しました。
休業要請の対象は、国が示したガイドラインと同じで、
▽学校、
▽劇場や映画館、
▽展示場、
▽延べ床面積が1000平方メートルを超えるホテルまたは旅館、
▽体育館や水泳場などの運動施設、
▽キャバレーやナイトクラブ、
▽延べ床面積が1000平方メートルを超える自動車教習所や学習塾などとしています。
これについて森田知事は、駅などでの人出が減っていないように見えることや新たな感染者が多く出ていることなどで危機感が強まったと説明しています。
一方、休業に応じた企業に対する支援の具体的な方法については「国からどの程度の交付金があるか、よく分からないので、県としてもどの程度の額を出せるのか、方法はこれからになる」と述べるにとどまりました。
森田知事は「台風の被害も深刻で、千葉県は財政的に潤沢ではない。できる範囲で中小企業のためにお金を使いたいと思うが、国難なので協力をお願いしたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB