広島県の三次市と福山市で、10代から80代の男女合わせて6人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認され、県内での感染確認は62人になりました。
このうち三次市で感染が確認されたのは、いずれも80代の男性1人と女性2人の合わせて3人です。
三次市では通所介護施設や訪問介護サービスの利用者やスタッフなどを中心に感染の確認が相次ぎ、県は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみていて、今回、感染が確認された3人は、いずれも通所介護施設の利用者だということです。
3人のうち2人は症状がなく、1人はせきや微熱があるものの容体は安定しているということです。
県はさらに感染が広がっていないか調べています。
一方、福山市で感染が確認されたのは、20代の会社員の男性のほか、40代の市の上下水道局職員の男性と、10代の男性の合わせて3人です。
このうち40代と10代の男性は、11日に感染が確認された会社員の女性の家族で、女性の同僚も感染が確認されていることなどから、市は小規模の「クラスター」が発生したとみて調べています。
福山市は市内での感染が相次いでいるなどとして、15日から来月6日まで、市立のすべての学校を臨時休校にすることを決めました。
広島県内での新型コロナウイルスの感染確認は62人になりました。
-- NHK NEWS WEB