新型コロナウイルスの感染が広がる中、生命保険大手の日本生命は、全国におよそ5万人いる訪問営業の担当者をすべて在宅勤務にすることを決めました。店舗も一時的に休業し、新規の保険の販売を当面、見送ります。
日本生命では、家庭や職場を直接訪問して保険商品を販売する全国5万2000人の営業担当者、いわゆる生保レディーについて、家庭などを訪問することで感染を広げるおそれもあるとして14日から全員、在宅勤務とすることを決めました。
さらに、全国におよそ100ある保険商品を販売する店舗も休業し新規の保険商品の販売は当面、見送るとしてします。
すでに契約している保険の更新や保険金の支払いの手続きなどはコールセンターや郵送で対応するとしています。
大手生命保険では、住友生命も15日から全国で訪問営業を取りやめる方針を決め販売自粛の動きが広がっています。
一方、日本生命では、東京 千代田区にある会社の本部で社員1人が感染していることがわかり同じ部署の社員など、およそ180人を自宅待機としています。
-- NHK NEWS WEB