長野県で13日、新たに0歳の乳児を含む7人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。県内で感染が確認された人はこれで36人となりました。
長野県で新たに感染が確認されたのは、伊那保健所管内に住む60代の会社員の男性と、その妻で60代の女性、その娘の20代の会社員の女性と孫の0歳の女の子、松本保健所管内に住む30代の会社員の女性、長野市に住む20代の女性と30代の男性です。
県によりますと、このうち伊那保健所管内の4人はいずれも12日、感染が確認された30代の男性と家族で、男性の妹にあたる20代の女性が先月27日に東京から実家に戻ったあと発熱し、そのあと家族にも症状が出たということです。
県はこの20代の女性から家族に感染が広がった可能性が高いとしています。
県内で乳児の感染が確認されたのは初めてです。
また、松本保健所管内に住む30代の女性は今月10日に感染が確認された、松本保健所管内に住む50代の会社役員の訪問先の従業員で、濃厚接触者として検査した結果、陽性と確認されました。
一方、長野市で感染が確認された男女2人は、いずれも今月10日に感染が確認された30代の男性が勤務していた、市内の繁華街にある接客を伴う飲食店「林檎館」の同僚だということです。
市によりますと、このうち20代の女性は、先月29日から30日にかけて東京を訪れていて、今月1日に症状が出ましたが、その後も店に出勤していたということです。
市では20代の女性から感染が広がったとみて、女性が出勤していた今月1日と3日、4日、それに7日と8日の5日間に店を訪れた人に対し、症状の有無にかかわらず保健所に相談するよう呼びかけています。
この店での感染をめぐっては、これまでに店で働く人や客、それに感染が確認された人の同居人など、合わせて42人が濃厚接触者として特定され、市が健康観察などを行っています。
-- NHK NEWS WEB