愛媛県は松山市と愛南町に住む合わせて7人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
愛媛県によりますと松山市で感染が確認されたのは40代から60代の男性と女性5人で、いずれも今月7日に感染が確認されたカード会社の30代の男性社員の同僚です。このうち2人は発熱やせきの症状があり、3人は症状がないということです。
この中には、大阪に出張した経緯がある30代の男性社員の濃厚接触者に含まれていない人がいることから、中村知事はこの男性社員以外の経路で、感染が拡大している可能性も否定できないとしています。会社は13日から休業しています。
また、愛南町では40代女性と10歳未満の女の子の感染が確認され、いずれも症状はないということです。2人はすでに感染が確認された60代男性の家族で、今月10日以降、外出を控えていて、それ以前も外出時にはマスクを着用していたということです。
中村知事は、「松山市のカード会社については会社でクラスターが発生したと判断している。松山市では市中感染を否定できないケースも出ており、緊急事態宣言を出さないようにするためにも不要不急の外出を自粛するなど宣言を回避するための行動を県民に強く要請したい」と呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB