新型コロナウイルスに感染した大津市に住む60代の男性が死亡し、滋賀県内では初めて感染者が死亡しました。また県によりますと大津市の40代の男性の感染が新たに判明し、県内で感染が確認された人は52人となりました。
滋賀県によりますと、死亡したのは大津市の60代の会社経営者の男性で、今月7日に感染が確認されたあと医療機関に入院していました。基礎疾患はありませんでしたが呼吸が困難になって人工呼吸器を装着していましたが、症状がさらに悪化し14日夜、死亡したということです。
滋賀県内で新型コロナウイルスの感染者が死亡したのは初めてです。
また県は、集団感染が確認されている草津市の電子部品メーカー「ニチコン草津」に勤める大津市の40代の男性会社員の感染も新たに判明したと発表しました。
滋賀県の三日月知事は「県民が亡くなったのは痛恨の極みで、改めて感染拡大の防止と医療体制の整備に全力を尽くす」と述べたうえ、改めて
▽不要不急の外出の自粛や、
▽在宅勤務と時差出勤の推進、それに
▽集団感染のリスクが高い「密閉」「密集」「密接」のいわゆる3密を回避することを強く呼びかけました。
-- NHK NEWS WEB