15日のニューヨーク株式市場は、アメリカの経済指標が大幅に悪化したことなどから、ダウ平均株価は、前日に比べて440ドルを超える大幅な値下がりでした。
15日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて、445ドル41セント安い、2万3504ドル35セントで、今月1日以来の、大幅な値下がりとなりました。
ニューヨーク株式市場は、このところ、値上がり基調でしたが、この日、発表されたアメリカの先月の小売り売上高の指標が前の月に比べて8.7%の減少と調査を始めた1992年以来、最も落ち込んだほか、大手金融グループの大幅な減益決算などを受けて、大きく値下がりしました。
また、IEA=国際エネルギー機関が、世界の原油需要の大幅な減少を予測し、これを受けて、原油価格が再び下落したことも相場の足を引っ張りました。
市場関係者は、「経済活動の再開に向けた期待は大きいが、一方で、元どおりの状態に戻るにはなお時間がかかるとの見方があり、経済指標や企業決算などを見ながら、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB