新型コロナウイルスの感染拡大で異業種の企業が医療機器の生産などを支援する動きが加速しています。ソニーは、人工呼吸器の生産でメーカーに協力する方針です。
ソニーは、ふだんデジタルカメラなどを生産している愛知県の工場などを活用し、不足が懸念されている人工呼吸器の部品の生産や組み立てを行う検討を進めています。
医療機器メーカーと協力して、3か月後にも生産を始め、1000台以上の供給につなげたい考えです。
また、人工呼吸器を手がける日本光電は月に30台ほどを生産している群馬県富岡市の工場で生産体制を強化し、今後6か月間で1000台の供給を目指しています。
増産にあたっては、国内の自動車メーカーなどから部品の調達などで支援を受ける方向で検討を進めています。
今回、増産するのは軽症の患者向けの機器で、全体の供給量を増やすことで重症の患者向けのものを新型コロナウイルスの患者に振り向けられるようにしたいとしています。
-- NHK NEWS WEB