福岡市は16日、市内のクレジットカード会社と専門学校の学生寮で、新たに2つの「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生した可能性があると発表しました。福岡市は、16日、新たに15人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
このうち、福岡市中央区の50代の男性は、福岡市西区のクレジットカード会社「FFGカード」に勤めていて、今月13日に発熱などの症状が出て、自宅待機をしていました。
その後、同じフロアで働いていた同僚の感染が確認されたため、検査した結果、感染が確認されました。これで、この会社で感染が確認された人はあわせて5人になり、市は「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて調べています。
この会社は、すでに社内の消毒作業を終えていて、16日以降も営業を続けることにしています。
福岡市東区の20代の男性は、福岡市東区にある専門学校の「福岡和白リハビリテーション学院」の学生で、今月6日に発熱の症状がありましたが、その後、熱は下がりました。しかし、同じ学生寮にいた別の学生の感染が確認されたため、検査した結果、感染が確認されました。これで、この専門学校の学生寮で感染が確認された人はあわせて5人となり、市は、「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、17日以降、この学生の友人の検査を行うことにしています。
福岡市早良区の80代の男性は、「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生した福岡市早良区の「福岡記念病院」に今月1日まで入院していました。退院後、発熱の症状が出たため、検査した結果、感染が確認されました。
これで、この病院で感染が確認された人は、医師や看護師、それに患者など、あわせて26人になりました。
-- NHK NEWS WEB