三重県四日市市は16日、市内の自宅で死亡した50代の男性が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表しました。三重県内で新型コロナウイルスに感染していた人の死亡が確認されたのは初めてです。また、新たに2人の感染も確認され県内で感染が確認されたのは合わせて26人になりました。
死亡後、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは四日市市の50代の会社員の男性です。
四日市市によりますと、この男性は今月7日以降、発熱やせきの症状が続き、医療機関の診察を受けて自宅で療養を続けていましたが、15日、自宅で意識を失っているのを家族が見つけ、警察が死亡を確認したということで、検査の結果16日、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。四日市市によりますと男性には基礎疾患があったということです。
三重県によりますと県内で新型コロナウイルスに感染していた人の死亡が確認されたのは初めてです。
また、三重県は16日、明和町に住む50代の保育園事務員の女性と松阪市の40代の会社員の男性の感染が確認されたと発表しました。
このうち40代の男性は、井村屋グループ本社の勤務でこれまでに感染が確認されている同僚の50代の男性と濃厚接触していました。
三重県は同じフロアでグループ会社に勤務する30代の男性の感染も確認されていることから、クラスターになっている可能性もあるとみて、濃厚接触した人の健康観察などを続けています。
三重県内で感染が確認された人はあわせて26人になりました。
-- NHK NEWS WEB