17日、新たに都内で201人の感染が確認されたことについて東京都の小池知事は、NHKの番組で「非常に切迫した状況が数字で見て取れる。専門家の皆さんの意見を伺いながら、これまでと違う対応策も必要だと考えている」と述べ、感染拡大を抑え込むための、さらなる対策が必要だという考えを示しました。
この中で小池知事は「非常に切迫した状況が数字で見て取れる。ひと言で言うと20代、30代、40代の感染者が多い。どこから感染したのか分からない、または調査中の人が100人を超えている。この2点が、これからの大きな課題だ」と述べ、強い危機感を示しました。
そのうえで「専門家の皆さんの意見を伺いながら、これまでと違う対応策も必要だと考えている」と述べ、感染拡大を抑え込むための、さらなる対策が必要だという考えを示しました。
そして「見えないウイルスとのたたかいではあるが、社会的に封じ込めるには一人一人の協力なしには進まない。命の問題と経済の問題の両方がだめになるのは最悪のシナリオで、だからこそ大型連休に向かっても『自粛疲れ』ということではなく、ウイルスとのたたかいを皆さんとともに打ち勝てるようご協力をお願いしたい」と述べ、外出を控えるよう強く呼びかけました。
また、東京都が、休業や営業時間の短縮に全面的に協力した中小企業や個人事業主を対象に支給する「感染拡大防止協力金」について、「申請は早めに、そして支給もできるだけ早くしたいと考えている」と述べ、支給に向けた手続きは速やかに進める考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB