新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の対象地域が全国に拡大されたことをうけ、15日に全線開通したばかりの「立山黒部アルペンルート」が18日から営業を休止することになりました。
「立山黒部アルペンルート」は、富山県立山町と長野県大町市をロープウエーやケーブルカーなどで結ぶ山岳観光ルートです。
ことしは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、観光名所で、歩いて楽しむことができる巨大な雪の壁、「雪の大谷」について、バスから降りる形での見学をとりやめるなどの対策をとったうえで、15日、全線で開通しました。
ところが、16日、政府が新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の対象地域を全国に拡大したことを受け、アルペンルートを運営する「立山黒部貫光」では、感染拡大を防ぐため、18日から営業を休止することを決めました。
期間は、来月10日までで、運営会社によりますと、今後の状況によっては、さらに延長される可能性もあるということです。
-- NHK NEWS WEB