群馬県は新型コロナウイルスの集団感染が発生した群馬県伊勢崎市にある有料老人ホームの入居者の男性が死亡したと発表しました。また県内では新たに6人の感染が確認され、このうち3人は群馬県沼田市にある利根中央病院の看護師で新型コロナウイルスに感染した患者を担当していたということです。
群馬県によりますと、新たに死亡が確認されたのは集団感染が発生した伊勢崎市にある有料老人ホーム「藤和の苑」の入居者の90代の男性です。男性は新型コロナウイルスに感染して、県内の医療機関で治療を受けていました。
また群馬県内では、18日新たに6人の感染が確認されました。
このうち伊勢崎市の10代の男性はすでに感染が確認されている「藤和の苑」に勤務する50代の女性職員の家族で、この施設の関係者で感染した人は合わせて60人となりました。
さらに沼田市にある利根中央病院の看護師3人も感染が確認されました。県によりますと、この病院では今月10日に感染症病棟を開設し、「藤和の苑」などで感染が確認された人を受け入れたということです。3人の看護師はいずれも感染者を担当していて、17日までに発熱の症状が出て、検査の結果、感染が確認されました。利根中央病院は新型コロナウイルスに感染している患者全員を別の病院に移し、19日から外来や救急などの新たな患者の受け入れを休止するということです。
このほか群馬県渋川市の50代の会社員の女性と、群馬県太田市の40代の会社員の女性の感染も確認されました。
群馬県内で感染が明らかになった人はこれで合わせて120人となり、このうち5人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB