新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスクの品薄対策として、政府が妊婦向けに配布を始めた布マスクの一部に、汚れがついているなどの不良品が見つかりました。17日からは、全国すべての世帯を対象にした布マスクの配布が始まっており、政府は不良品が届いた場合は交換するとしています。
妊婦向けの布マスクの配布は、すべての世帯を対象にした配布に先立って、今月14日から全国の市町村に合わせて50万枚の発送が始まりました。
ところが、厚生労働省によりますと、17日夜までに80の市町村から、届いた布マスクの一部に「汚れがついている」とか「髪の毛やほこりが入っている」といった報告が相次ぎ、合わせて1900枚余りの不良品が見つかったということです。
布マスクの発注は複数のメーカーに行われており、厚生労働省はメーカーに対し、再発防止策を求めるとともに、不良品は新しいものと交換することにしています。
17日からは、全国すべての世帯を対象に、1つの住所につき2枚ずつの配布が始まっており、厚生労働省によりますと、同じ複数のメーカーに発注したものだということですが、発送前に目視で確認しているため、不良品が混じっている可能性は低いとしています。厚生労働省では、不良品が届いた場合は交換するとしています。
-- NHK NEWS WEB