国から承認を受けていない商品を医薬品として販売していたなどとして、埼玉県の65歳の会社社長が警視庁に逮捕されました。商品は成分の99%以上が水と見られるということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。
逮捕されたのは埼玉県入間市の会社社長、大場秀樹容疑者(65)で、警視庁の調べによりますと、国から承認を受けていない商品を医薬品として販売したなどとして医薬品医療機器法違反の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、商品は「いき水」という液体で「海藻のぬめり成分を濃縮したもので、体内の白血球を活性化させ、免疫力を上げ、がんにも効く」といった医薬品のような効果をうたっていましたが、成分の99%以上が水と見られるということです。「いき水」は5本で1万2500円で、これまでに全国47都道府県の1600人に1万7000本が販売されていたということです。
調べに対し、大場容疑者は容疑を認め「法律違反だとわかっていたが、よい水なので広めたかった」と供述しているということで、警視庁は3500万円を不正に売り上げていたと見て詳しい経緯を調べています。
-- NHK NEWS WEB