長野県は、県内の合わせて男女5人について新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。県内での感染者は合わせて52人になりました。
長野県によりますと、新たに感染が確認されたのは北信保健所管内に住む50代の会社員の女性と20代の自営業の男性、20代の会社員の女性2人、それに松本保健所管内に帰省している東京都内に住む50代の会社員の男性の合わせて5人です。
北信保健所管内の4人のうち3人は17日、感染が確認された60代の会社員の男性の同居家族で、50代の女性は妻、20代の男性は息子、20代の女性は親族だということです。また、もう1人の20代の女性は親族の女性の知り合いだということです。
この家族をめぐっては、別の息子が今月6日から12日にかけて東京から帰省し、その後、東京で感染が確認されていて、県はこの息子から感染が広がった可能性が高いとみています。
19日、確認された4人には一時、発熱などの症状があったものの、現在はいずれも症状はなく県がほかに濃厚接触者がなかったか調べています。
一方、松本保健所管内の50代の会社員の男性は今月10日に東京から帰省し、その後、37度台の発熱があったため検査した結果、陽性が確認されました。男性は症状が出たあとは外出せず家族とも距離を置いて過ごしていて、現在はせきの症状があるということです。濃厚接触者は家族3人で、いずれも症状はなく、県が検査することにしています。
県内で感染が確認されたのは19日、5人増えて合わせて52人となりました。また退院した人も1人増え、5人となりました。
これとは別に羽田空港の検疫所で陽性が確認されていた諏訪保健所管内に住む女性1人がすでに退院したということです。
-- NHK NEWS WEB