国内最大の商談やイベントの会場となっている東京ビッグサイトは、東京オリンピック・パラリンピックの延期に伴い、施設のおよそ半分が、来年の秋までビジネスの場として利用できなくなりました。
これは20日、東京ビッグサイトの運営会社が明らかにしました。
東京ビッグサイトは東京 江東区にある展示場や会議室などを備えた国内最大のコンベンション施設で、東京オリンピック・パラリンピックでは、国内外のメディアの拠点として使われます。
このうち、「国際放送センター」となる東展示棟は放送用設備の設置がすでにほぼ終わっているため、大会延期に伴って今月からことし11月30日までだった使用期間が、来年9月5日に閉幕する東京パラリンピックの後の撤去工事が完了するまでと大幅に変更されました。
このため、東京ビッグサイトの面積のおよそ半分を占める施設が、来年の秋までビジネスの場として利用できなくなりました。
一方、会見場や新聞社などが入る「メインプレスセンター」となる西展示棟などは、ことし5月から9月までの大会での使用はなくなり、来年の同じ時期まで、ビジネスでの利用ができることになりました。
ただ、運営会社では「新型コロナウイルスの収束の見通しが立たなければ利用を希望する人との調整は開始できない」としています。
-- NHK NEWS WEB