山形県で新たに3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。県内で感染が確認されたのはこれで64人となりました。
新たに感染が確認されたのは、大蔵村の50代男性、米沢市の40代女性、山形市の60代男性の合わせて3人で、いずれも医療機関に入院しています。
大蔵村の男性は、感染がすでに判明している村内の特別養護老人ホーム「翠明荘」の職員などと同居する家族で、症状は軽いということです。
米沢市の女性は今月19日、感染が明らかになった「道の駅米沢」内にあるコンビニエンスストアの10代の女性従業員と同居する家族で、多くの感染者が出ている米沢市の食品輸入販売会社「佐勇」の山形工場の従業員だということです。症状はないということです。
この工場について山形県は、感染した人の濃厚接触者や更衣室が同じだった人を対象にウイルス検査を行ってきましたが、この女性は検査対象には入っておらず、工場の一時停止に伴って7日以降は勤務していなかったということです。
このため10代女性から感染したのか、あるいはこの女性から10代女性に感染したのか、今のところ不明だということです。
さらに山形市によりますと、山形市の男性は重症で酸素吸入器を着けています。意識はあり会話はできるということですが、これまでに感染が確認された人たちとの関連は今のところなく、感染経路は不明だということです。
山形県内で感染が確認されたのはこれで64人となりました。このうち今月19日と20日で5人が退院し、これまでに退院した人は15人となっています。
-- NHK NEWS WEB