マスク不足が続いていることを受けてパナソニックは、来月下旬から岡山県にある工場でマスクの生産に乗り出すことになりました。
発表によりますと、パナソニックは岡山市にある工場で来月下旬からマスクの生産を開始します。
この工場では業務用のビデオカメラなどを生産していて、工場内にあるちりや、ほこりを排除する「クリーンルーム」にマスクをつくる設備を新たに導入するということです。
生産量は1日当たり10万枚程度になるとみられます。
マスクは主に自社の社員向けに生産しますが、外部から調達する量を減らすことでマスク不足の緩和につなげたいねらいです。
将来的には医療機関向けの生産も検討するとしています。
マスクの生産をめぐっては、同じ大手電機メーカーのシャープが先月から生産に乗り出し、21日から一般向けの販売を始めます。
また、大手生活用品メーカーのP&Gジャパンも、ことし6月上旬から滋賀県にある化粧品工場で生産に乗り出すなど、大手企業の動きが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB