先月、横浜市に住む80代の男性の死亡したあとに行われた新型コロナウイルスの検査で、市が誤って感染したと判定していたことがわかりました。横浜市は確認が不十分だったとして遺族に謝罪しました。
横浜市によりますと、先月23日に、市内に住む男性が死亡し新型コロナウイルスの感染が疑われたため、翌日市の衛生研究所で検査を行ったということです。
この際、担当した職員が検査機器の画面を確認するのを怠り、「陰性」だったのに、誤って「陽性」と判定しました。
本来、行われるはずのダブルチェックが行われていなかったということです。
誤った結果が遺族や葬儀会社に伝えられたため、葬儀は感染防止策を取って行われ、遺族は火葬前に男性の顔を見て最期のお別れをできなかったということです。
このすぐあとに誤りがわかり、市は遺族に対し謝罪しました。
市はほかの検査に誤りはないとしたうえで、検査内容のチェックリストを新たに作成するなど再発防止に努めるとしています。
-- NHK NEWS WEB