花柄のデザインが若い女性から支持を集めていたイギリス発祥の雑貨ブランド、「キャスキッドソン」の日本法人が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休業などの影響で裁判所に破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けました。
破産手続きの開始決定を受けたのは東京 港区の雑貨販売会社、「キャスキッドソンジャパン」です。
代理人の弁護士によりますと、会社は2014年に設立され、花柄が特徴のかばんや財布などの雑貨が若い女性の支持を集め、全国の商業施設やデパートなどで40店余りを展開していましたが、ここ数年は赤字が続いていました。
そこに新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言で国内のすべての店舗が臨時休業となり、業績の悪化に追い打ちをかけました。そして22日、東京地方裁判所に破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けました。
代理人の弁護士によりますと負債総額は60億円ほどです。
新型コロナウイルスの感染拡大で「キャスキッドソン」は本社のあるイギリスでも21日、すべての店舗を閉鎖すると発表しました。
-- NHK NEWS WEB