群馬県は23日、新型コロナウイルスに感染して入院していた2人が死亡したほか、新たに4人の感染が確認されたと発表しました。
群馬県によりますと、死亡したのは集団感染が発生した群馬県伊勢崎市にある有料老人ホーム「藤和の苑」の入居者で、新型コロナウイルスに感染して入院していた90代の女性と80代の男性です。
また23日新たに新型コロナウイルスの感染が確認されたのは群馬県高崎市の70代の飲食店経営の男性、群馬県太田市にある感染症の指定医療機関の「太田記念病院」に勤務する40代の男性の看護師、今月18日に感染が確認された太田市の女性会社員の関係者で40代の男性、すでに感染が確認された「藤和の苑」の職員の関係者で60代の男性の合わせて4人です。
このうち男性の看護師は、患者が新型コロナウイルスに感染しているか検査するための検体を採取する担当だったということです。
太田記念病院に入院している10人の感染者の転院の予定はないということですが、救急患者や新規の入院患者の受け入れは当面休止されることになりました。
このため群馬県は県内のほかの病院や隣接する栃木県や埼玉県に患者を受け入れてもらうよう協力を依頼しました。
群馬県内で感染が明らかになった人はこれで138人となり、このうち11人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB