大手スーパーの西友は、新型コロナウイルスの感染が広がる中で、売り場での商品の陳列や接客などの負担が増しているとして負担軽減のため緊急におよそ3000人の採用に乗り出していることを明らかにしました。
西友はこの間も原則24時間営業を続けていますが、以前より来店客が増え商品の陳列や接客の対応が増えたほか、消毒など感染防止に向けた業務も加わって現場の負担感が増しているということです。
このため会社は、負担を軽減するため緊急で正社員やアルバイトなどおよそ3000人の採用に乗り出していることを明らかにしました。勤務先の休業などで仕事がなくなったり内定が取り消されたりした人たちを積極的に採用し、スーパーの売り場や物流施設などで働いてもらうということです。
一方、すでに働いている社員やアルバイトなど3万3500人に対しては、働きに報いるとして総額3億5000万円の一時金を来月、支給することにしました。1人当たりの支給額は最大1万5000円になるということです。
業界団体によりますと、外出自粛の要請が長期化する中でスーパーの店頭では通常の業務に加えて感染を防ぐ対策や買い物客のクレームへの対応が増えていて、働く人の負担軽減が課題となっています。
-- NHK NEWS WEB