新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に車の需要の落ち込みが続いていることから、自動車メーカー各社は大型連休のあとも国内の工場の操業を一時的に止めることを相次いで決めていて、影響が長期化しています。
日本の自動車メーカー各社は新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に工場の操業停止を余儀なくされ、国内の工場も今月に入って自動車メーカー8社すべてが操業を一時停止する異例の事態となっています。
国内生産への影響は大型連休のあとも続き、トヨタ自動車は来月1日と11日の2日間、国内に15あるすべての工場の稼働を停止するほか、愛知県や静岡県などにある5つの工場の合わせて9つの生産ラインの稼働を来月12日から最大で5日間、停止します。
日産自動車は来月、大型連休のあとも栃木県の工場で10日間、福岡県の工場で3日間、それぞれ生産を停止する計画です。
また、三菱自動車工業も愛知県と岐阜県にある工場で連休後も4日間、生産を停止します。
各社の工場は海外では中国にあるすべての工場が先月中旬までに操業を再開したほか、ヨーロッパの工場でも一部で再開する動きも出ていますが、世界的な需要の落ち込みは深刻で生産や販売への影響は長期化しています。
-- NHK NEWS WEB