福岡市は、これまでに3人の感染が確認されている南区の特別養護老人ホームで、新たに2人の入所者の感染が確認されたと発表しました。市はクラスターと呼ばれる感染者の集団が新たに発生したとみています。
福岡市南区にある特別養護老人ホーム「第2花畑ホーム」では26日、新たにいずれも入所者の70代の男性と90代の女性の感染が確認されました。
2人は24日に感染が確認された80代の入所者の男性と同じフロアに入所していて、この施設で感染が確認された人は介護士と入所者の合わせて5人となり、市はクラスターと呼ばれる感染者の集団が新たに発生したとみています。
市は、27日もこの老人ホームの職員や入所者の検査を行うことにしています。
また、すでにクラスターが発生している早良区の「福岡記念病院」では、いずれも入院患者の50代と70代の男性2人の感染が確認されました。2人はいずれも病院の本館4階に入院していたということで、市は27日、同じフロアの患者を中心に検査を行うことにしています。この病院で感染が確認された人は、これで29人となりました。
さらに、24日感染が確認された早良区に住む30代の会社員の男性と同居していた、30代の妻と10歳未満の男の子、1歳未満の男の子、それに60代の母親の合わせて4人の感染も確認されました。
福岡市によりますと、26日に感染が確認された8人の症状はいずれも重くないということです。
-- NHK NEWS WEB