25日、横浜市で物件を案内していた不動産関連会社の女性が胸などを刺されて大けがをした事件で、強盗殺人未遂の疑いで逮捕された男が「新型コロナウイルスの影響で働けなくなり、金がなかった」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
住所不定、無職の西山優希容疑者(24)は、25日、横浜市旭区で不動産関連の会社に勤める23歳の女性を包丁で胸や背中を刺して大けがをさせたうえ、現金数千円の入ったバッグなどを奪ったとして強盗殺人未遂の疑いで逮捕され27日朝、検察庁に送られました。
これまでの調べによりますと、西山容疑者はアパートの物件を案内させている最中に室内で女性を襲い、調べに対し「殺害して金などを奪おうと思っていた。アパートの部屋を借りるつもりはなかった」と供述し容疑を認めているということです。
さらにその後の調べに対し「先月まで大阪の風俗店で働いていたが新型コロナウイルスの影響で働けなくなった。去年まで働いていた横浜に戻ってきてネットカフェで寝泊まりしていたが、金がなくなり路上生活をしていた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
逮捕されたとき、所持金はほとんどなかったということで、警察が詳しいいきさつをさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB