書類にはんこを押す慣行がテレワーク普及の妨げになっているという指摘が出ていることについて、経団連の中西会長は「はんこはナンセンスで、デジタルの時代にあわない」と述べ、見直すべきだという考えを示しました。
中西会長は27日の記者会見で、テレワークの推進が求められるなか、書類にはんこを押すために出社する必要があるという指摘が出ていることについて「私ははんこは全くナンセンスだと思っている。全部、署名でもいいと思うし電子署名でもいい。印影に頼るカルチャーは今のデジタルの時代にあわないと思う」と述べました。
そのうえで、中西会長は売り上げが大きく減少した中小企業などに最大200万円を支給する持続化給付金などと絡めて「はんこや書類などと言っている暇はない。いわゆるお役所仕事はもう全廃しよう」と述べ、行政の手続きを抜本的に簡素化すべきだという考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB