シャープは、自社で生産したマスクを抽せんで販売するため、27日、インターネット上で申し込みを受け付けたところ、470万人余りから応募があったことを明らかにしました。急きょ販売数を増やしましたが、抽せんの倍率は100倍を超えています。
シャープは、マスクの品薄状態の解消につなげようと、液晶ディスプレーを生産している三重県多気町の工場で、先月からマスクを生産しています。
今月21日、自社のネット通販サイトで1箱50枚入りのマスクを1人1箱で販売を始めましたが、先着順だったためアクセスが殺到してサイトがつながりにくくなり、利用者が購入できませんでした。
このため販売を抽せん方式に切り替え27日、申し込みを受け付けたところ、3万箱の販売に対し、470万6000人余りから応募がありました。
想定を上回る応募があったため、会社は、販売数を4万箱に増やしましたが、それでも倍率は117倍になる計算です。
抽せんは28日行われ、購入できる人には29日までにメールで連絡されます。
シャープは、抽せんによる販売は今後も行う方針で、27日応募して購入できなかった人は改めて手続きをしなくても次回以降の抽せんの対象にするということです。
-- NHK NEWS WEB