政府が妊婦向けに発送した布マスクから不良品が見つかった問題に関連して、菅官房長官は記者会見で、マスクを納入した事業者は、品質や供給能力などの観点から選定し、国会議員などからの口利きはなく調達は適切に行われたと強調しました。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って政府は、妊婦向けに合わせて50万枚の布マスクを全国の自治体に発送しましたが、不良品が見つかったことから先週、配布を一時停止し、27日に納入した4社の名前を公表しました。
これに関連して菅官房長官は記者会見で、納入業者の選定方法について「政府が幅広く声かけを行い、お応えいただいた中からマスクの品質や価格、供給能力、迅速に対応が可能かどうかなどの観点から選定を行った」と説明しました。
そのうえで「個別企業との交渉の経緯はさまざまだが、国会議員や地方議員から口利きや紹介はなかったと聞いている」と述べ、ルールに沿って適切に調達は行われたと強調しました。
-- NHK NEWS WEB