新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、現金10万円の一律給付などの経済対策を盛り込んだ補正予算案は、衆議院予算委員会で採決が行われ、全会一致で可決されました。このあと衆議院本会議でも可決され、参議院に送られる見通しです。
今年度の補正予算案は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、現金10万円の一律給付など、事業規模で117兆円に上る緊急経済対策を実行するためのもので、追加の歳出が一般会計で25兆6914億円となっています。
衆議院予算委員会では、28日に続いて、29日も、安倍総理大臣らが出席して質疑が行われたあと、補正予算案の採決が行われ、全会一致で可決されました。
一方、立憲民主党など野党側は、中小企業や医療現場などへの支援策が足りず、不十分だとして、組み替え動議を提出しましたが、否決されました。
このあと、補正予算案は衆議院本会議でも可決され、参議院に送られる見通しです。
-- NHK NEWS WEB